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第三十五回「変化は突然やってくる〜二〇二四年統国寺の標語」

「統国寺の法話」第三十五回

「変化は突然やってくる〜二〇二四年統国寺の標語」

 

新年あけましておめでとうございます。

また、この度元旦に発生した令和6年能登半島地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

本年最初の法話も例年どおり、昨年の大晦日に住職が行った法話をまとめたものから始めたいと思います。

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新年が明けました。

2024年は甲辰年(きのえのたつ)ですね。陰陽五行でいえば、今年は青龍の年です。

甲は大きな木、そして十干のはじめ。ここから事のはじまりを意味し、また大木のように真っ直ぐに伸びることを暗示します。

辰は龍、十二支の中で、唯一存在しない生き物です。そして龍とは目に見えない、天に昇る気を意味します。また天地をつなぐ気を帯びる人も表しますね。皇帝の服などに龍があしらわれるのもこの意からです。陰陽五行でいえば、辰は春の土、そして夏への変化のはじまり。すなわち質的変化も暗示します。

この甲辰年の納音は、覆燈火(フクトウカ)です。この性質は灯篭のように覆い被された火、要するに中で燃え広がっている状態を表します。

これらを総合し暗示されるものは以下のとおりです。

 

「大きな質的な変化のはじまりの年である。

その兆候は現在目に見えなくとも、すでに燃え広がっている。」

 

このような質的な変化の年にどう生きるか。

今年の標語は、このように定めました。

 

「変化は突然やってくる。昨日と今日は同じようで同じでない。明日はいい事あるかも!」

 

まずわかっていただきたいのは、変化は突然やってくるということです。

そして瞬時に明暗を分けます。

 

例えば、コロナ禍という急激な変化では、生死が分かれました。

戦争という変化も、突然訪れます。朝鮮戦争、ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争…戦争が起こった地域と起きていない地域では、人々の暮らしが全然ちがいます。

災害もそう。関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災などの地震が来た地域に住んでいるか否かで、人生が一変します。

 

変化はこのような悪い変化だけではなく、良い変化も突然訪れます。

例えば、統国寺において去年の5月15日と16日はちがいました。

ご本尊様が大阪市指定有形文化財に指定されたのです。これで大阪市に約1200寺あれど、本尊と本堂の両方が大阪市指定有形文化財なのは、弊寺のみとなりました。

 

このような質的変化の時期、大谷翔平選手のように心を使ってみましょう。

彼のインタビューを聞いていると、こう言っていました。

「昨日できなかったことを、今日できるようになるのが一番うれしい」

 

何かを目指し、こうして一歩、一歩努力を積み上げていく。水に例えるなら、1℃また1℃と熱量を増やしていくわけです。

面白いのは、99℃と100℃は質的にちがうということです。99℃で情熱が冷めて、努力をやめてしまってはそれまでと同じ、目に見える変化は生じません、しかししんどいけれども、踏ん張ってもう一歩前にいけば、100℃となり質的変化が訪れるのです。

 

彼はこのような99℃の心を、子供たちに伝える活動もしていますね。

グローブを全国の小学校の子供たちにプレゼントをしました。このグローブは生徒が一人しかいない四国の魚島の小学校にも、もれなく届きました。

最初はうまくキャッチボールができなかった生徒が、練習してようやく取れるようになり言いました。

「昨日までできなかったキャッチボールが、今日できるようになった。うれしい!」

 

彼はいま最高潮の時を迎えているのかもしれません。彼が素晴らしい縁に恵まれているなと考えるのは、高校生の時に人生カレンダーを作り、すでに人生に終わりがあること、そしてそれを見据えることを教えられているということです。

彼はまずは野球人生の終わりを見据え、ワールドチャンピオンになるため、いま全力を尽くしているのでしょう。

 

最後にこの詩をみなさんに送り、大晦日の法話を締めたいと思います。

『毎日がプレゼント』(作:いもとようこ) ※以下、抜粋

 

「あたらしい あさです。しろいくもが うかんでいます。

きのうと おなじくもでは ありません。

きのうのくもは きのうのほうにいってしまいましたから。

 

かぜが ふいています。かぜも きのうのかぜでは ありません。

あたらしい かぜです。

 

まいにち あたらしい きょうがやってきます。

すぎたことをいつまでも くやんですごすひも あります。

さきのことがふあんで しんぱいばかりしているひも あります。

だがじぶんをかえたいと ほんきでおもっているのなら ゆうきをだしてかわればいい。

 

やりなおすチャンスは まいにちやってくる。

いっしょうは いちにちのあつまりです。

いちにちとして おなじひは ありません。

あなたも きのうのあなたでは ありません。

 

きょうは「いまのひ」とかきます。

えいごで いまのことを「プレゼント」というそうです。

わたしたちは まいにち あたらしい きょうを

「プレゼント」されているのかも しれません」

 

油断大敵ではありますが、心はできるだけポジティブに行きましょう。

では、また来年の大晦日にお会いしましょう。合掌

 

追伸:今年の悪い方角は、北と南です。

三災(韓国・朝鮮の厄)は、子・辰・申年です(今年が最後の年:날삼재)。

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